社長の紹介(会社概要)

DATZ GROUP -名古屋の居酒屋・DATZグループ-

★DATZの課外活動 とんでもない社員研修旅行記

■ 安藤大央(ベトナム-バンコク旅行記)

7月7日土曜日、僕は高鳴る期待と大きな不安を抱きながらベトナムのホーチミンへと飛び立った。飛行機で揺られること約4時間、まずタイ・バンコクの中継ポイントであるドンムアイ空港に到着した。
ここから僕の目指す目的地ベトナムまでは飛行機で更に2時間ほどかかり、出発時刻までの空き時間は4時間もあった。その間僕は先にタイの入国手続きをしようと思ったが、あまりの混雑ぶりに驚いてしまった。というのも、一つのゲートに20~30人が列を作っていたのだ。
海外旅行初めての僕にとってはとても記憶に残る光景だった。その光景を目にして入国をあきらめた僕は空港内をブラブラして両替所で日本円1万円をベトナムの紙幣ドンに交換して、いざベトナムへと出発した。
その夜の8時過ぎ、念願のベトナム空港へ到着。時間のせいか思ったより人影が少なく、タイのドンムアイ空港とは似ても似つかぬ風景であった。なんともいえないシンプルなつくりで、通路を歩く人の足音だけが妙に耳に響く。ホーチミン市内もこんなに静かな光景だったらどうしよう、ベトナムってこういう国かなぁと心に大きな不安が募る。そんな不安も一瞬であった。空港から出た僕はいきなりそのパワーを見せ付けられることとなる。
一歩空港を出た瞬間、10人ぐらいのタクシー運転手らしき人たちが一斉に集まってきた。片言の英語で交渉をしてくるベトナム人たち。しかしその目は皆真剣である。その中で僕は一番安いタクシーを選び、いざホーチミン市内へと出発した。米ドル紙幣3ドルを払い、宿を探そうと決めていたドン・コイ通りまで車を走らせること約20分。しかしその間に僕はこれまで見たことのない世界を目の当たりにした。道路を埋め尽くすおびただしい数のバイク、歩道に並ぶたくさんの屋台、車やバイクの排気と混ざり合った熱く澱んだ空気。そして信号がまったく機能していない道路。すべてが新鮮でやっとベトナムに来たこ4~5軒周ったところで、一泊10ドルの宿を見つけた。そこはボンセンホテルという名で、立地条件はまずまずだった。徒歩で10分程歩くとサイゴン川に着き、バイクで5分走るとベン・タイン市場に行けるのだ。チェックインを済ませ部屋に荷物を置くと、僕は居ても立ってもいられずとにかく外に出ることにした。
ドンコイ通りを歩いていると、僕が日本人的(?)風貌が明らかに彼らと異なるせいか、目が合う人たちみんなに話し掛けられる。しばらくは何を言っているのかわからなかったが、彼らの目線や仕草を見ているとどうやら僕の髪型のことを行っているらしい。中には髪をジッと見つめ、急に笑い出す人もいた。それもそのはず、周りのベトナムの人たちはみんな黒髪で短髪である。その中で一人、僕の頭は爆発していた。ドリフでも大爆笑のワンシーンにお約束の髪型である。ベトナム人が笑うのも仕方ないかと思いつつも、あまりにも長い間、時間にして2,3分も笑いつづけているので少し頭に来た。僕は「うるさいっ」と一言言い残し、その場を離れることにした。
ドン・コイ通り周辺へ歩き出すとタクシーから見た風景とは違い、夜の10時だというのに、大声で話をする人、壁に向かってサッカーをする子どもなどを目にすると、ベトナム人が寄り身近に感じられた。
そして少し歩き疲れた僕はホテルに戻り、明日は市場に行くことを決め、寝ることにした。

7月8日早朝。
外は雨で少しがっかりした。それでも気を取り直し外へ出た。バイクをつかまえてベン・タイン市場へと向かう。日本の道路事情とはまったく違い、8割ぐらいがバイクで埋め尽くされている。そして一秒も鳴り止むことにないクラクションの音。信号もあってないようなものである。日本ではありえない光景だった。
バイクで走ること10分ほどでベン・タイン市場に到着した。雨が降っているのにもかかわらず、大勢の人で賑わっていた。市場の前から奥にかけてズラリと露店が並んでいる。見たこともないフルーツや野菜、調味料が所狭しと並んでいる。その中からドラゴンフルーツという名のフルーツが食べてみたくなった。それは外皮が真っ赤な果物で、球根のようでもあり、花のつぼみのようでもあり、いかにも南国風でエキゾチックな感じがした。見た目の派手さとは違い、果肉は白く、キウイの種のような小さな黒い粒々がたくさん付いている。一口食べるとこれがまたすごくおいしい!程よい甘さと酸っぱさが絶妙で、冷やして食べたらさぞかし美味いだろうなと思わせるものだった。
見たことのないものや聞いたことのないようなものばかりが溢れていて、すっかり興奮してしまった僕は、その市場をさらに2時間ほど見て回った。